保険とライフプラン
ライフプランとは、人生の重要なイベントに必要な資金を予測し、計画を立てることです。また、自分の価値観に基づいた理想の生活を送るために具体的な行動を考えることでもあります。例えば、「結婚」「子供の誕生・進学」「住宅購入」「親の介護」「相続」「老後の生活」など、人生の様々なイベントを具体的に想像し、それを実現するために計画を立てることがライフプランの立案です。
しかし、これらの計画は健康で働ける状態が前提です。もし、自分や家族が病気やケガになったり、死亡、事故などの不測の出来事、火災、台風や地震などの自然災害、第三者への損害賠償責任の負担が生じたりしたらどうでしょう。そういった事態が起こった際に計画が崩れてしまうと、安心して生活することは難しくなります。
保険の役割:リスクに備える
自分や家族に必要な保険を考えるとき、まずはライフプランを具体的に思い描くことが重要です。なぜなら、必要な保障は年齢や家族構成、子供の年齢や進学先など、個々のライフプランによって大きく異なるからです。不安だからとあれもこれもと保険に加入した結果、保険料の支払いで生活費が不足する事態にもなれば、本末転倒です。そこまでいかなくても、保険料の支払いに追われて、毎月の貯蓄ができないのも問題です。貯蓄は将来のライフイベントの必要資金として、計画的に行っていく必要がありますが、保険はそれとは別に万一のリスクに備えるものです。ライフステージによって必要な保障や保障額は変化します。いざというときに役立つよう、保険商品や保障額は、暮らしの変化に合わせて定期的に見直すことが大切です。